はじめに
ベンチプレスの下しで「胸で迎えに行く」のが良いと聞いたことある方も多いかと思います。
胸を張る・突き出す・足は投げ出した方が胸を起こしやすい・蹴って圧をかけて胸をせり上げる、などなど
いろいろ試しましたが僕はこれが苦手で今一つピンと来ないというか、動作中に胸を動かす感覚が掴めずにいました。
ベンチプレッサーの中には、ありえないくらいもの凄く胸がせり上がっていくフォームの方もいます。
そんな特殊な感じでとんでもなく胸がせり上がるって訳ではないですが、僕なりに何とか胸で迎えに行く感覚が掴めた方法を紹介したいと思います。
感覚は人それぞれではありますが、一つの例として少しでも参考になれば幸いです。
肩甲骨で迎えに行く
胸側を意識して迎えに行かせる方法はスッパリ捨てて、肩甲骨や背中の筋肉(ボトムの裏側)を意識しまくる感じで練習をしていきました。
何度も練習していたある日動画を確認すると、下しながらボトムに近づくほど胸がググっとせり上がっていき、まさに迎えに行っているような動きになっていました。
胸派・背中派
ブリッジを作る時に「胸から作る人・背中から作る人がいる」と誰かが言っていました。
つまり胸を意識した方がブリッジを作りやり易い人と、背中を意識した方が作りやすい人がいるという事です。
僕は完全に背中派で、試しに胸を意識してやった事もあるのですが変な感じでグダグダになってしまいました。
背中派の人は胸側を意識してどうにかしようとしても感覚が分かりずらいのではないのかと仮定してみました。
とりあえずダメでもともと、試すはタダという気持ちで練習開始。
そのうち段々胸がせり上がってくるようになりました。
やり方・肘と肩甲骨を連動させる
ラックアップして受けていざ下す時、肘の外側と肩甲骨をリンクさせて肘の外側も含め肩甲骨だと意識する。
肘の外側と肩甲骨を一つにつないで引き込んでいく意識でやる事で、肩甲骨が動いてくれるようなイメージです。
肩甲骨が寄るという事は胸は勝手にせり上がっていますので、結果胸で迎えに行っているのと同じ形になります。
ボトムが軽くなる・安定する
胸が高くなれば距離が短くなります。
胸が高くなればタッチポイントも高くなるので、肘が落ち過ぎず浅くなります。
つまり、ボトムが軽くなり高重量を扱いやすくなるという事です。
また、背中をガッツリ意識する事で背中をしっかり使えてボトムが安定します。
注意点
これをするには、程よい脱力・遊びが必要です。
胸を高く・ブリッジを高くしようと頑張ってガチガチに肩甲骨を入れまくったフォームを組んでしまうと肩甲骨が動かず上手く行きません。
ラックアップや受けも重くなり、動きも窮屈で力が出しづらくなってしまいます。
遊びが無いと動かすのも大変なので、窮屈過ぎないフォーム作りとラックアップが大切です。
まとめ
胸で迎えに行くのが良く分からないという方は、もしかしたら背中を意識すると上手く嵌るかもしれません。
僕と同じような方は是非試してみて下さい。
それでは皆さんケガに気を付けて頑張って下さい。