はじめに
ベンチプレスのセッティングでブリッジを高くすることに全力になってしまっている方も多いかと思います。
僕も昔、体が硬いなりに高さに拘って痛いのを我慢してまでガッチガチに組んでいました。
ブリッジは高さよりも大切な事があると、あくまで個人的な感想ではありますが僕なりに気付いた事を紹介したいと思いますので、少しでもしっくりきて参考になれば幸いです。
セッティングの時だけ高くても意味がない
ブリッジを高く、足も引きまくってとにかく高く意識して、やっとの思いで自分の限界のブリッジをセッティングしたとします。
そのブリッジの高さをどんどん重さを乗せていくなかで、バーを下して崩さずにキープ出来るでしょうか。
真横よりも脚側からやや斜めに動画を撮ると、胸が見えて分かりやすいと思いますので確認してみて下さい。
上体が足方向に流れ、膝が前に動いて胸が沈んだり潰れたりしているかもしれません。
これではブリッジを高くセッティング出来ても、結果低いブリッジになっていますし動作中にグニグニ動くのも良くないです。
痛いほどガチガチに組むと疲れてしまう
もの凄い柔軟性がある人は分かりませんが、僕のように特別体が柔らかいわけじゃない方が全力で不自然な程にガチガチに組むとまずその時点で疲労してしまいます。
昔は、セッティングの時点で腰や腿の付け根・膝周りなどが突っ張りストレスを感じるのを我慢してまで足を引いてとにかく高く(自分の中では)組んでいました。
ブリッジを組むので精一杯になり、憂鬱にさえなってきますし、相当負担も掛かって動きも不自然になり力も出づらくなります。
場合によっては腰にも凄い負担が掛かったりしてしまいます。
高くより強く組む意識
腰や脚(腿の付け根や膝周りなど)に過度にストレスが掛からない範囲で、しっかり支えられるブリッジを組む。
そしてそれをキープする意識、なんなら下していく中でもう一段階胸を高く迎えに行く意識。
高く組んでキープできないブリッジは意味がないので、強くキープできるブリッジを心がける。
ベルトを使う
好き嫌いはあるかと思いますが、ベルトを暫くの間試してみるのをオススメします。
一回や二回ではよく分からないので、一か月くらいは(頻度にもよりますが)試してみるのが良いのではないかと思います。
はじめにも言いましたが、脚側から斜めに動画を撮ると分かりやすいと思いますのでベルト有り・無しで比べて確認してみて下さい。
中にはベルトを巻くとブリッジが低くなる方もいるかと思いますが、
大事なのは最初の高さではなく、下していく中で高さをキープ出来ているか・グニグニ沈んだりしていないかです。
是非実験してみて下さい。
ベルトを巻く位置
ベルトを巻く位置は最初は極力低い位置で初めて、動画など確認しながら好みに合わせて行くのが良いかと思います。
僕の場合は、腰骨に当たるくらい低い位置に下げる方が調子が良いです。
ベンチ用の細いベルトもありますが、僕が使っているベルトはスクワットとかと同じ普通のレバーアクションパワーベルトです。
まとめ
ブリッジを全力で高くするよりも、強くキープ出来て体がなるべく自然に動けることが大切です。
少しでも何かの参考になれば幸いです。