はじめに
ベンチプレスに限らずですが、調子の波が激しくMAX重量が成功したり失敗したりを繰り返し、前に進まない経験をしている方も多いかと思います。
正に昔の僕がこのドツボに嵌り悩んだ経験があります。
その経験から、これをやっているとスランプになる可能性が高いと思う事を紹介します。
当てはまる方がいましたら見直してみて下さい。
短期間に何度も挑戦してしまう
MAX(1rep)というのは、いろんなタイミングがばっちり合って成功した現在の最大重量です。
必死に努力をしてやっとの思いで記録更新したばかりの重量が、そう簡単に完璧にはなりません。
その重量を短期間に何度も挑戦してしまうのは負担が凄く大きくなります。
挑戦する時の状況にも問題があり、本来の予定ではないにも関わらずその日の気分で何となくや、安心感を得る為や確認の為に何度もやってしまう。
これを繰り返していくとスランプになり、だんだん出来なくなっていきます。
MAXは一旦忘れて地力を底上げする
一回でも出来たという良い印象のままMAX重量は一旦忘れて、次はもっと完璧に出来るよう仕切り直すつもりで補助種目などで地力をつける事をオススメしたいです。

フォームの誤魔化しが利かなくなってきた
フォームを誤魔化しながらやってきてしまい、いよいよ通用しなくなってきた。※ここを修正しないと、たまたま出来た幻のMAX重量になってしまいます。
ベンチプレスでついやってしまいがちなのは、ストンと下してバウンドさせて上げてしまう動作。
ある程度の重量ならこの方が楽に感じたりもしますが、その内に通用しなくなってきます。
下す時に最初からストンと下すのは勿論ダメですが、途中まで丁寧に下し胸につく瞬間にストンと下してしまうのもやりがちです。
雑に下し反動を使っているとアーチが潰れたり、下す位置や上げる方向などフォームがバラつき易くなります。
※ストンと下し胸に沈ませて足の反動を使うやり方もあり、向いている方もいるとは思いますが、基本が出来てこその応用です。
重量に対してしっかり力が備わっていて、且つコントロール出来ていればストンと力を抜かず下せるはずです。
MAXの90%くらいでジワジワとベンチをやってみると確認が出来て、更に良い練習にもなります。
もし、しっかりコントロール出来ているならジワジワ下し、ジワジワ上げる事が出来るはずですので試してみて下さい。
詳しいやり方
まず丁寧にジワジワ下します。
この時に、足の踏ん張りや胸の高さなどを全力でキープ、特に胸につく瞬間にストンと逃げてしまわず全力で丁寧にソフトタッチする気持ちで。
そして、そのまま反動を封印して我慢しながらジワジワゆっくり上げていく。
フォームを変えすぎてしまう
最初に書いた「短期間に何度も挑戦してしまう」からの悪化バージョンです。
安心や確認の為に何度も挑戦した挙句、上がらなくなってしまい焦ってフォームをコネコネしてしまう。
熱心な人ほどいろんな事を調べ考え過ぎてしまい、この状況に陥りやすいかと思います。
大きくフォームがガラッと変わってしまうようなのは避けて、まずはMAX成功したフォームを信じていくべきです。
